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  • 2022.11.02

【歯科経営】歯科医院のDX成功事例〜医院の生産性を最大化させる方法

この数年でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進めている歯科医院の話をよく聞くようになりました。しかしながら、スタッフからの反対や、自分自身がIT化に慣れずに苦労している医院も多いかと思います。

今回はみどりの歯科医院の蔦川裕来先生・路子先生に、実際のDX事例や、苦労した点、今後の展望などをお話しいただきました。

ご夫婦で性格が真反対!

性格が全然違うんですよ(笑)私は、継続が得意で慎重派。自分で色々やりたいので、他人に何かを任せるのはあまり好きではありません。一方で妻(路子先生)は新しいもの好き、継続が苦手なんです。

私の父が開業した蔦川歯科医院を2011年に継承し、2013年に現在の「みどりの歯科医院」として移転開業、2018年には医療法人化しました。

歯科医院のDX実現を妨げる2つの壁とは?

まず1つ目の壁は、コストです。ハード・ソフトを導入するには何かしらの費用がかかります。「これだけのコストをかけて投資効果はあるかな?」と自問自答します。

1つ目の壁を越えたらDXが起こると思っていたのですが、ここで立ちはだかった壁が「スタッフのITへの苦手意識」でした。

例えば当院でも自動精算機を導入したのですが、最初はスタッフに相当不安感を与えてしまったようです。未知の機器やツールへの恐怖がスタッフへのストレスだったと後から聞きました。

2つ目の壁の乗り越え方

まずスタッフに「私でもできる」と思ってもらうように未来を見せる工夫をしました。具体的には、SABUなどの外部の会社をうまく活用しました。SABUのように能動的なサポートをしてくれる会社は重宝しています。何か問題が起こってから対応するのでは遅いですからね。

積極的に活用した結果、PCが苦手なスタッフが気づけば動画マニュアルを自分からつくってくれるようになりました。ITに苦手意識をもっていたスタッフが変化し、かなり嬉しかったです。

「なぜ今やるのか?」
なぜこのサービスを導入するのか?」
サービスを導入した未来にどのような姿を思い描いているのか?」
など、私の考えを直接スタッフに伝えるようにしていきました。

「考えているだけ」では何も伝わりませんからね。やはりコミュニケーションは大切で、この積み重ねでスタッフの意識も変わっていったように感じます。

院内の生産性をどのように上げているか

ピーター・ドラッカーも「経営者はワクワクする仕事のみするように。それ以外はすべてアウトソーシングせよ」といった言葉を残されています。

私は院長にしかできない「決断」「未来を見せる」などの大事な仕事に集中すべきと感じています。

生産性を上げるために当院で決めたことは以下の3点ですね。

  1. お金を払って任せられることには、時間を使わない
  2. やり方を伝えたらできることは、アウトソーシングする
  3. 自分たちのスキルアップのために、投資をする


ーーー裕来先生、ありがとうございました。後半は路子先生にご質問です。

改めて、SABU導入のメリットを教えてください

SABUの担当の方とは月1回オンラインミーティングをしています。SABUの「S」はSpeedの「S」のようです。本当にスピード感を持って仕事をしてくれます。

朝に依頼した業務がその日の夕方には終わっていることもしばしば。新型コロナウイルスの補助金申請もSABUに依頼したらあっという間に対応していただけましたね。

SABUのチーム体制があるからこそ、細かい仕事を同時並行で卒なくこなしてくれるのだと感じています。多種多様な業務をこなす事務長を雇うのは、探すだけでも本当に大変です。この辺りは事務をアウトソースするメリットを強く感じています。

どんな仕事をアウトソースしたら良いのかわからない、という質問も多い

院内の仕事は、基本的に自分達でやりますからその感情はよくわかりますね。そのような中で私が心がけていた言葉が下記でした。

「その仕事はやり方を伝えれば、他の人でもできることですか?」

実は冷静に考えると、他の人に頼めたり、アウトソースできたりする仕事は多いんですよ。
今回は相手がSABUでしたので、

「やり方を伝えれば、SABUにやってもらえそうですか?」

とスタッフとコミュニケーションを取り、スタッフにも本来やってほしい仕事に集中してもらう環境づくりを心がけました。

歯科業界にも予約管理、動画マニュアルのITツールがたくさんあります。「使えるけれど、設定ができない、難しい、面倒な」ことって実は多いです。

各ツールの事前準備や、日々の細かな作業もSABUが手伝ってくれるので本当に助かっています。

DXを進めたことによる変化

以下の3点を中心に、スタッフはもちろん、自分自身も良い変化がありました。

1. スタッフが主体的に動くようになった
2. 自分のやりたいことに時間が使えるようになった
3. 専門性が高まり診療の質が高まった

働くスタッフ全員が専門性を発揮する業務に専念できる、明るい未来を描けるようになったことが何よりも大きいですね。今後もSABUには医院の伴奏者であり続けてほしいと思っています!


株式会社SABUでは、無料相談を受け付けております。

以下のようなお悩みをお持ちの院長先生、事務長など、幅広いからの無料相談を受付中です。

  • 毎日、どのような診療外業務に時間をかけているのかわからない
  • 事務アウトソーシングのイメージがまだわかない
  • TO DOとNOT TO DOの相談にのってほしい

ぜひ気軽にお問い合わせください!

サービス詳細も上記よりご確認いただけます

蔦川 裕来先生、路子先生経歴

みどりの歯科医院 ホームページはこちら

みどりの歯科医院 院長 蔦川 裕来先生
日本口腔インプラント学会専修医・日本顎咬合学会認定医
2005 年 日本歯科大学新潟歯学部 卒
2009年 蔦川歯科医院 勤務
2011年 蔦川歯科医院 継承
2013年 みどりの歯科医院として移転開業
2018年 医療法人みどりの歯科医院 設立

みどりの歯科医院 副院長 蔦川 路子先生
日本矯正歯科学会認定医・歯学博士・経営学修士(MBA)
2004年 東北大学歯学部 卒
2008年 東北大学大学院歯学研究科 顎口腔矯正顎分野 博士課程修了
2013年 香川大学大学院 地域マネジメント研究科修士課程 修了